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日本向けLCL超大型機械輸送:DAP条件下の港湾費用最適化

新式コンソリ(FCL直引き取り・港外開梱)で、DAPと高額な目的港費用を同時に解決

日本向けの超大型一点物をDAP条件で出荷するのは、LCL案件のなかでも最もリスクの高い領域です。目的港での開梱・吊上げ・保管などの費用が静かに積み重なり、海上運賃を上回ることも珍しくありません。DAPでは、これらすべてを売主が負担します。本事例では、1トン超・5立方メートル超の機械設備を「FCL直引き取り・港外開梱」フローに切り替えることで、目的港費用を50%以上削減し、リードタイムを約1週間短縮した取り組みをご紹介します。

お客様と貨物プロフィール

輸送前、出発地倉庫にある木枠梱包済みの1トン超機械設備
  • お客様:日本のエンドユーザー向けに出荷する機械設備メーカー
  • 貨物:産業用大型機械 1点 — 木枠梱包後で1トン超、5立方メートル超
  • 貿易条件:DAP(Delivered at Place、仕向地持込渡し)— 売主が荷受人ドアまでのすべての輸送リスクと費用を負担

抱えていた課題

  • 超大型ハンドリング:荷役のたびにフォークリフトと吊具が必要で、一般的なLCL倉庫では対応が難しい
  • 不透明な目的港費用:従来型LCLは目的港費用構造が複雑で、特に日本港では非標準貨物に対する課金が厳しい
  • DAPによるリスク集中:DAPでは目的港の開梱・吊上げ・保管・ラストマイル配送をすべて売主が負担。想定外の港湾請求一発で利益が消える可能性がある

通常パターンが機能しない理由

1トン超・5立方メートル超の単品では、定番の2案がいずれも破綻します:

  • 従来型LCLに増額して載せる:重量/容積比の関係で立方メートル単価が跳ね上がり、しかも目的港で追加吊上げ費用は依然として発生する
  • 標準LCL混載:他社の小口貨物と同一コンテナに混載される。目的港の開梱業者は「Bill単位」で課金し、超大型品はさらに倉庫内での吊上げ・移動が必要になる。開梱費・吊上げ費・保管費の積み上がりは数百米ドル規模に達し、海上運賃そのものを超えるケースもある

当社の解決策:新式コンソリ「FCL直引き取り・港外開梱」

出発地で木枠梱包済みの機械設備をフォークリフトでコンテナに積み込む様子

標準LCLとして扱うのではなく、快速船の快速引取サービスに「FCL半包」(半貸切)の論理で組み込みます。1荷主の貨物がコンテナ主要空間を占有しつつ、フレームワークはコンソリのまま。これにより以下の3点が実現します:

1. 目的港の高額な開梱費用を回避

手法:出発港にて、船社および日本側エージェントと事前に「FCL直引き取り・港外開梱」モードを確定。貨物がコンテナ内主要空間を単独で占有し(必要に応じてダンネージで固定)、到着後はLCL倉庫に入れず、コンテナごと埠頭から直接搬出して、荷受人近隣の物流ポイントまたは仮置倉庫で開梱・配送します。

効果:従来型LCL倉庫の高額な吊上げ費・開梱作業費・保管管理費を完全にスキップ。目的港費用はFCL THC(ターミナル取扱料)+ドレージ+簡易開梱人件費のみとなり、通常LCL目的港費用比50%以上の削減を実現します。

2. DAPの完全履行

FCL直引き取り後、開梱と最終配送を港外で当社が制御するため、すべての費用が透明かつ事前に固定されます。荷受人は目的港諸費用を立替えたり処理したりする必要が一切なく、DAPが要求する「売主が支払い、売主が管理し、ドアまで届ける」を完全に満たします。

3. 通常LCLより速いリードタイム

従来型LCLは到着後に開梱待ち・集荷待ち・分配待ちで3〜5日のロスが発生しがちです。本案件の実フローは:

  • 金曜日:出発地でコンテナ積込
  • 翌週火曜日:本船出港
  • 同週末:日本港着岸
  • 翌週:通関+FCL引き取り+港外開梱+ドア配送

標準LCLパスより約1週間の短縮を実現しました。

実行タイムライン

注文作成から配達完了までの実物流追跡画面

実案件の追跡記録 — 出発地倉庫入庫から、通関、最終配送に至るまでの各ステータスが可視化されています。

お客様の声

「以前は日本LCLで、5立方メートル超・1トンの機械を出すたび、目的港費用が5〜6万円(人民元換算3,000元超)も掛かり、配送も常に遅延していました。今回の新式コンソリでは港湾費用が半額になり、リードタイムも1週間近く短縮。DAPで安心して見積もりが出せるようになりました。」

要点まとめ

DAP条件で日本向けに出荷する超大型貨物(概ね1〜3トン、5〜10立方メートル)には、従来型LCLは最適解になりません。「FCL直引き取り・港外開梱」型の新式コンソリ思考により、以下を同時に実現できます:

  • 目的港費用50%以上削減(標準LCL比)
  • DAPの確実な履行— 双方とも想定外請求なし
  • エンドツーエンドで3〜7日の短縮

このスキームを試してみませんか?

貨物の寸法・重量・荷受人住所をお知らせください。従来型LCLと新式コンソリの2方式の費用比較表、および全工程のDAP見積もりを無料でご提示します。

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注:掲載写真は実案件のものです。お客様のプライバシー保護のため、識別可能な情報は適切に処理しております。すべての輸送は国際海上安全基準および関連国の輸出入規定に準拠しています。